性別のない世界に行きたい。

性別のない世界に行きたい。

『性嫌悪は、一生治らない』っていう絶望。


↑これから始まる連続ツイートを、ブログにまとめました。


○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*


性嫌悪と、

性別違和がキツすぎる私。

 

下ネタとか、

『性』の話題をされると、

もう「発作」としか言えない状態になる、ことがある。

 

頭の中が震えて、

思考停止し、動けなくなる。

呼吸はかなり浅い。

 

でも、

言われたら毎回なるわけではなく、

『なるとき』

『ならないとき」がある。


どーでもいい人に

下ネタふっかけられても、

心の中で 中指立てて終了。

抗議、しません。

そのエネルギーが勿体ない。

 

でも、

『この人なら、私の性嫌悪を分かってくれるかも』という人に言われると、

『発作』がおきる。



その人はシスだったけど、

性行為に嫌悪感があった。

 

そこで意気投合したのもあるが、

何故かある日、

その人が『性行為』の楽しさ・素晴らしさを語り出した。

 

もうパニック、

発作は当然起きた。

私は30分ほど、

泣き喚くでもなく、怒るでもなく。

ひたすら 

『何か』に耐えて震えていた。

 

私は、何に耐えていたんだろう。

 

きっとそれは、

『絶望』なんだと思う。

 

「この人なら、分かってくれる」

「性のない2人の世界を作れる」

 

それを、

打ち砕かれた『絶望』。

 

だから私ね、

性を謳歌している人は、

心底憎らしくってたまらない。

 


私だって克服しようとした。

でも、無理だった。

 

『これ以上 傷ついたら、生きていけないわ』という時に

Xジェンダーを知り、

『女』を辞めた。清々した。

  

でも本心は、

『女』でありたかった。

 

正しくは、

『女』として 堂々と生きれるような

生育環境がよかった。

 


『普通の女の子』たちは、

『男』との壁を、

いとも簡単に越えて行く。

そして結婚して子供を産み、

幸せになってゆく。

 

でも、

私にはできなかった。

だって、

『普通』じゃないもん。

 

深海の奥底から、

キラキラひかる海面を、

ずっと見ている。

 

そんな感じ。


悔しいけれど、

これが現実。

 

無理なものは無理。

私は、

心に爆弾を抱えつつ、

これからの人生を耐え抜きます。




なぜこの世界では、「人」ではなく「男」「女」であらねばならないのか。

こんばんは。

薫です。


思い返せば私は、

幼少期から

『分からないこと』が多かった。


なぜ、

子供の世界より

大人の世界のほうがつらいと、

大人が子供に言って聞かせるのか。


なぜ、

同じトマトの絵を描いても、

大人である母のほうがうまいのに

私に『上手ね』というのか。


なぜ、

子どものほうが、

大人より気楽(とされている)のか。




そして私は大きくなり、

学校集団に放り込まれた。


私の『分からないこと』は

増えていった。


なぜ、同じ人間なのに

『男の子なのに』

『女の子だから』があるのか。


なぜ、乱雑な字だと、

『男のよう』だと

けなされるのか。



大きくなるにつれ、

『女の子』である術を身につけ、

それはまるでコスプレのようだった。


女という鎧は、

今を生きる人間『薫』の鎧でもあり、

身を刺す刃でもあった。




社会に出ると更に

『分からないこと』が増えた。


女は男に勝ると

相当面倒なことになると知り、

『バカな女』という鎧を身につけた。



その鎧を身につけて

軽やかに舞っていれば、

それなりにやっていけると信じていた。



私には、

一貫して分からないことがある。


それは、心の性別だ。



男、女というのは

あくまで戸籍の便宜上のものであり、

人は、あくまで人なのだ。


男、女は記号であり、

区分けしていけば、人なのだ。




いま、わたしはカフェで

酒を飲んでいる。


空間には、

体の性別で言えば

男、そして女がいる。


ただ、私には

『人間』がたくさんいるように見える。



なぜ人は、

自らを『男』『女』と

判断できるのだろう。


何をもって、

どうして、

どうやって。



わたしは、人だ。

紺野 薫だ。



女という鎧を纏い続けるには、

少し弱かった。


でも、別に。


 Xジェンダーと出会って、

わたしは堂々と鎧を投げた。


私は、人だ。


とはいえ、性自認が揺れる。

 X(無性)を名乗る私は、
実は性自認が『女』に戻ることもある。

そのタイミングが、いつ来るのか。
それは分かってるようで
分からない。

それは、
ふとしたキッカケなので。
なにがトリガーになるのか。

例えば今朝。
出勤時に靴を履くとき。


私の靴のラインナップは
以外と多くて。

だいたいスニーカーなのだが、
 X自認前は
フェミニンなものも好きなこともあり、
リボンのついたパンプスもある。
( X自認前後で、服や靴の趣味が変わった)

なにを思ったか、
リボンのついたパンプスを履いてしまった。

 X自認してから履いてないパンプス。
意外と履くと、なんだか しっくりして。



それから、
性自認が『女』へと、
ゆったりと動き始めた。

そして、
性自認が動くとき、
私は戸惑う。


私が私を認めるキッカケになった、
 Xを手放すようで。

性別違和と、性嫌悪を抱えた私は、
 Xの概念に出会ったとき、
ずっと悩み続けた問題の『答え』を見つけたような感覚になった。


もしかしたら、
宗教とか、信仰とかを見つけたときの
気持ちに近いのかもしれない。
(知らんけど。私は無宗教だし)


その信仰を、
少しでも手放すかもしれない。
その恐怖と心細さ。

そんな感覚が、
わぁっと心を支配する。

とはいえ、
靴を履いて出勤しなければいけない。

考えながら駅まで歩くこと10分。


歩きつつ考えていれば、
だいたいの悩みは解決する。

駅に着き、
定期券を改札に通したときには
『なんかもう、そんなので悩んでも仕方ないじゃん』って結論になった。

そうなんだよ。
たしかに精神的に負担はかかるが、
仕方ないから、
どうやってストレスなく対処できるか
それを考えよう。

そんなことを考えつつ、
通勤電車の中から
このブログを書いています。

関西クィア映画祭が最高すぎて…

こんばんは

 Xジェンダーの薫です・:*+.\*1/.:+



今日は、

関西クィア映画祭に行ってきました。


もともと映画好きの私。

どれくらい好きかと言えば…


・京都のミニシネマ、会員5年目。

WOWOW契約してます。

・1番好きなレミゼラブルは10回映画館で観て10回とも泣いた  ←あんま関係ない




しかも会場は京都やん。

……行くしかないやん。


ちな場所は、

京都大学西部講堂



うん。

行ったことないな。


とりあえず、Google先生に丸投げ←←




てくてく歩いて行くと、

どうやらサークル棟の横にあるようでした。


めっちゃキラキラしてる

京大大学生を横目に、

アラサー Xジェンダー

いそいそと会場へと急ぎます。




その道すがら。

関西クィア映画祭のポスターがありました。



実は、この映画祭のことを知った時に

クィアって蔑称では…?」

と疑問だったんです。


蔑称を使う上で、

不愉快になる人もいるだろうに。

なんで、その言葉を使うのかな。


ポスターを食い入るように観ていると、

答えがありました。


それは

LGBTにとどまらず、様々な性や生を肯定したいから」

「『LGBT』という枠組みを作って、安心したくないから」。


なるほど…

めっっっちゃシビれました。


だってさ、私たち Xジェンダー

「L」「G」「B」「T」のうち

どれでもない。


めっちゃ中途半端。


そんな私たちの存在も

すくい上げてくれてるんだな…


それだけでホントありがたいです。




そんな感動を携えて、

中に入ります。



中は、もう、

映画好きのオアシスでした。

※あくまで個人の感想です。



ふつう映画館って、

椅子があって、

座って見るでしょ。


そうじゃないの。

板の上に

ホットカーペットが敷いてて、

その上に座る感じ。


座るとゆーか、

席の仕切りがないから

寝転べる。

寝転びながら映画が観れる。


寒かったらブランケットも貸してくれる。




ほかほか


でも、私が一番嬉しかったのは

そこじゃないの。



すっっごい手作り感があふれてて、

それがとても暖かい。


数少ない、

セクマイ、クィアのイベント。


全身全霊で支えてくれてる

スタッフさんの思いが滲み出る。


文字通り、

多様な性を肯定する

お祭りなんだなぁ。



そんなエネルギーが、

あの空間には広がっていました。



上を見上げれば、

高い天井が見えて、

無機質なパイプとか鉄材とかが

張り巡らされています。


京都大学西部講堂は、

広い空間です。


そんな広い空間が、

スタッフさんのエネルギーと、

多様な性を肯定したくて

映画を心待ちにしている観客がいたら

楽しくないわけ、ないじゃん。


ポカポカ暖かい空間で、

寝転びながら映画見れるとか

映画ファンの夢ではなかろうか。

(※あくまで個人の感想です)


あと、

会場の後ろの方ではスマホいじれるの

あれホントありがたかったです。

(映画見ながら、よく検索するので)



あー、楽しかったなぁ…。

あんなに良い空間なんだったら、

仕事の都合を何とかつけて、

金曜日も行けば良かったな…。。。


*1: °ω°

はじめまして、Xジェンダーです。

はじめまして、

薫です・:*+.\*1/.:+


ずっとTwitterの住人でしたが、

ブログを始めることにしました!


140字じゃ、

伝えたいことが

まとまらなくてね…



私のTwitterです!



私は、所謂

セクシャルマイノリティーです。


でも「L」「G」「B」「T」

どれでもありません。


男女の概念に当てはまらない

Xジェンダー』です。



 Xジェンダーにもいろいろあって、

不定性(男⇄女)

・無性(性別の概念がない)

・両性(男でも女でもある)

あと、その他とか。


※ここだけの話、

ぶっちゃけ私もあんまり分かってない…



私は、無性です。

たぶん。


性別違和はバリバリあるけど、

別にオペしたいとか男になりたいとか、

そーゆーのないんだよなぁ。


男とか、女とか、

性別に対する積極的な気持ちがない。

マジでない。



なので、

「男になりたい」

「女になりたい」と

悶々としている人を見ると、

なんだか不思議な気持ちになる。



わたしには、

そういう気持ち、ないから。



敢えて言うなら、

「性別のない世界に行きたい」。


ただ、それだけなの。


わたしはね。



こんな感じで、

 Xジェンダーの私から見た

いろんなことを書いていきまーす‼︎




ひゃっほう٩( 'ω' )و


*1: °ω°