性別のない世界に行きたい。

性別のない世界に行きたい。

とはいえ、性自認が揺れる。

 X(無性)を名乗る私は、
実は性自認が『女』に戻ることもある。

そのタイミングが、いつ来るのか。
それは分かってるようで
分からない。

それは、
ふとしたキッカケなので。
なにがトリガーになるのか。

例えば今朝。
出勤時に靴を履くとき。


私の靴のラインナップは
以外と多くて。

だいたいスニーカーなのだが、
 X自認前は
フェミニンなものも好きなこともあり、
リボンのついたパンプスもある。
( X自認前後で、服や靴の趣味が変わった)

なにを思ったか、
リボンのついたパンプスを履いてしまった。

 X自認してから履いてないパンプス。
意外と履くと、なんだか しっくりして。



それから、
性自認が『女』へと、
ゆったりと動き始めた。

そして、
性自認が動くとき、
私は戸惑う。


私が私を認めるキッカケになった、
 Xを手放すようで。

性別違和と、性嫌悪を抱えた私は、
 Xの概念に出会ったとき、
ずっと悩み続けた問題の『答え』を見つけたような感覚になった。


もしかしたら、
宗教とか、信仰とかを見つけたときの
気持ちに近いのかもしれない。
(知らんけど。私は無宗教だし)


その信仰を、
少しでも手放すかもしれない。
その恐怖と心細さ。

そんな感覚が、
わぁっと心を支配する。

とはいえ、
靴を履いて出勤しなければいけない。

考えながら駅まで歩くこと10分。


歩きつつ考えていれば、
だいたいの悩みは解決する。

駅に着き、
定期券を改札に通したときには
『なんかもう、そんなので悩んでも仕方ないじゃん』って結論になった。

そうなんだよ。
たしかに精神的に負担はかかるが、
仕方ないから、
どうやってストレスなく対処できるか
それを考えよう。

そんなことを考えつつ、
通勤電車の中から
このブログを書いています。